2023年8月20日日曜日

子どもの中耳炎増加中

 夏風邪の影響か、滲出性中耳炎・急性中耳炎の両方とも増加しています。

1歳前後の中耳炎が特に多く、夜泣きや機嫌の悪さが目立つ子は一度鼓膜を見てもらうのがおすすめですね。

鼻風邪が続いている方はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があり、それが原因で中耳炎になっていることもあります。

急性中耳炎は痛い・熱・機嫌が悪い・・・などで気づくのですが、滲出性中耳炎は痛くもなく熱もないので鼓膜を検査するまでわからないことが多いです。聴力も1~2割程度の減少でしかないので親も子供も気づかないのです。

鼓膜切開をしないと治らない状態の方もチラホラおられますので、耳鼻科で耳までしっかりと見てもらうことをお勧めします。

内科系で風邪症状を治療していると耳や副鼻腔に関してはノーマークになってしまいますので注意が必要です。最近は「風邪は耳鼻科」という方が多くなってきていますが、いまだに「風邪は内科、小児科」という方もおられます。

それでも問題はないことが多いのですが・・・耳、鼻・副鼻腔、咽頭・喉頭、甲状腺や唾液腺、首のリンパ節まで臓器的に診察できるのが耳鼻咽喉科です。喘息や逆流性食道炎もカバーすることが多く、呼吸器内科や消化器内科、内分泌内科との連携でトータル的にカバーするのが耳鼻咽喉科です。我々も上手に他科の先生方と連携を強化したいと思います。
基本的にこの地域の先生方はほとんどの先生方が仲良くしてくださっています。いろいろ相談しながら、知識をいただき、成長させてもらっています。

余談ですが、耳鼻科の手術って喉頭ガン、咽頭ガン、甲状腺ガンなどの喉の癌も多く、手術時間が10~12時間に及ぶものがあります。実は耳鼻咽喉科はコテコテの外科であることは知っておいて損はないですよ。ってことで、おまけですが、耳鼻科医が縫う外傷は傷跡がきれいなことで有名です・・・顔を扱いますからね。